DAY10 インド、ヴァーラーナシー
火葬場の親父に500ルピー支払った後、一旦、ゲストハウスに帰った。
みんなが集まるリビング的な場所で時間を潰す。
留学美女のゆうなちゃん、世界一周中のてっぺい君、もう一人世界一周中の渡部くんがまったりしてる。
そこでみんなにインスタント味噌汁を配るチンパンジーおじさん。
喜んでくれただろうか。
留学美女は。
それだけが気がかりだ。
同じ日の同じ時間にインド、バナラシの日本人ゲストハウスで同じ場所にいる。
なかなか珍しい。ある意味、奇跡やね。
なので、みんなフェイスブックで友達になった。
渡部くんが、味噌汁のお礼にガンジーのTシャツをくれた。
気持ちがうれしかった。
こういう縁がお互いにとって素晴らしいものになればいいなと思う。
この時、ちょうど12時頃だった思う。
今日、16:55の飛行機でデリーに移動だ。
まだ時間があるので、バナラシを探検することに。
この旅の大きな目的の一つが「世界の商売を見る」
チンパンジーおじさん、一応、マーケティング企画会社を経営してるので。
色んな商売を見て歩いた。
ここで見た風景は、商売の原点とも言えるものだった。
それぞれが売れるものを売り、お金に変える。
そのお金を使って、生活をする。
また、余ったお金で趣味趣向品を買う。
それによって、生活が少し豊かになる。
商売(仕事)の基本とは、人の役に立つことをして、自分の生活を良くする事。
人が求めていることは何か?
新しい文化や、新しい人が、時代の変化を生み出す。
その変化がまた新しいニーズを生み、それを満たすように新たな商売が生まれる。
ここバナラシで言えば、日本人観光客が増える→日本人をターゲットにした商売が生まれる→日本人ゲストハウス→空港ピックアップ→日本人向けガイド、ツアーなど・・・
「風を読む」とは、よく世の中を見て、その一歩先の「困った」を解決するアイデアを生み出すこと。
「人の役に立つこと」
当たり前のことだけど、それが商売(仕事)の基本なんだと改めて感じた。
経営者として、ビジネスのプロとして、大切な学びと大きな気づきをもらえた。
来て良かったと、
ちょっとだけ
ちょっとだけ
ちょ~~~~っとだけ思った瞬間だ。
ありがとう、バナラシ。
さ、宿に帰ると、空港までのタクシーが来ていた。
宿のスタッフにお礼を言って、さよなら。
タクシーに乗りこんだ。
鳴り響くクラクションと砂埃の中を進む。
車の中からバナラシの街や人をボーッと眺めながら、考えていた。
「悲惨やったな、インドのこの数日・・・」
でも、これを選んだのは自分。
旅に出てみると、世界一周をしている日本人がたくさんいる。
日本にいると、自分の考え方は特殊だと感じることが多かった。
それを隠して、生きてきた数年があった。
でも、自分と同じような価値観や、考え方をしている人が世界にはたくさんいる。
「本当の自分」を思いっきり生きている人達がいる。
人生って、本当はこんなに自由なんやな。
人生、どう生きるかを決めてるのは全部自分。
てことは、未来は自分の選択で創れる。
そう考えると、めっちゃワクワクしてくる。
詩人みたいなこと言って、ちょっと恥ずかしいけど。

壊れた。
さて、バナラシ空港に到着。

運転手さん、ありがと。
飛行機で約1時間。
デリーに到着。
紹介されていたインド人ガイドのアロックと合流して、ホテルまで移動。
なかなか、きれいなホテル。
インドで初めて、ゆっくりと食事をとった。
メキシカンライスを。