メキシコのグアナファトに到着。
ホテルの屋上テラスから見えるきれいな夜景を堪能。
とにかく熱があって喉が痛い。
だけど、何も食べていないので、無理してでも食べないと。
という事で、とりあえず街へ降りていくことに。
ホテルのオーナーにオススメのタコス屋さんを教えてもらった。
しかし、問題がある。
今は夜の8時過ぎ。
メキシコは治安が悪いと聞いている。
メキシコに行く前に、こんなニュースを見ていた。
「メキシコの空き地で300人くらいの死体を発見」
そんなバカなことある?
どうゆうこと?
映画やん。
不安だ・・・
腹ペコだけど、不安だ。
そして、食べないと体調も良くならない。
う~ん・・・どうすれば・・・
あっ、そうだ、メキシコ人みたいな顔して歩こう。
うん、それがいい。
いや、それでいい。
レッツラ、ゴー。
メキシコ人になり切った僕(カルロス)は、自信満々で街へ向かった。
カルロスとして歩くこと5分。
街中へ出て驚いた。
音楽が流れ、めちゃくちゃ賑やか。
たくさんの人で活気に溢れていた。
「全然、危ない雰囲気もないし、むしろ安全やん!」
いい意味で想像を裏切られた。
自然とカルロスのテンションも上がる。
どうも、フェスティバル期間中らしい。
旅をしていると、自分と空気が合う町がわかる。
グアナファト。
めちゃくちゃいい感じ。
楽しい街の中をしばし歩く。
おススメされたタコス屋に到着。
おばちゃん店員に英語で話しかけるけど、全く通じない。
あ、メキシコって英語が通じないって言ってたな。
とにかくジェスチャーで、おススメを食わせろと伝えてみた。
おばちゃんは、何かを感じ取ったのか。
準備を始める。
で、出てきたいのがこれ。
これだけ??
今のお腹は全く満たされないであろう量。
ま、でも、とりあえず本場のタコスは旨いに決まってるから、量より味だ!
ってこと、
いっただきまーす!
う~ん、これが本場のタコスか~
・・・もぐもぐ
う~ん、これかこれか~
・・・もぐもぐもぐもぐ
まっっっっずっ!
何やこの味のない、紙みたいな食べ物は!
全然旨くない。
こんなに腹ペコなのにこのマズさ。
どうした!本場のタコス!
お前の実力見せてみんかい!!
いや待て。
俺がソースの調合を間違えたのかもしれない。
辛いやつが少なかったのかな?
これをこうして、こうして・・・
よし、これで本場タコスだろう。
行くぜ。
かぶりつき、もぐもぐする。
もぐもぐ。
ごっくん。
う~ん、まずい。
もう一枚。
昔の青汁のCMが自然と出てきてしまった。
今、はっきりと言える。
この町でタコスを食べることは二度とない。