無事、グレイシーバッハワールドサミットも終わった。
ここアメリカラスベガスで柔術ざんまいの三日間だった。
もしかしたら、強くなったかも知れない。
いや、強くなっただろう。
だって、アメリカで練習したし。
今思えば、よくも白帯でこんな世界的なイベントに参加したもんだ。
無知って恐ろしい。
という事で、最後のラスベガスナイト。
先生と一緒にラスベガスの街へレッツラゴーだ。
タクシーに乗って走ること15分。
中心街へ到着。
最初に向かったのは、有名なベアージオの噴水ショーだ。
見てよ。
目ん玉開いてよく見て欲しい。
すんごい迫力。
ザ・アメリカって感じ。
想像以上で大満足だ。
ラスベガスの町はとにかく想像以上に楽しい。
町全体がアトラクション、お祭りの中にいるみたい。
自然とテンションが上がってくる。
先生と二人でキャッキャッ言いながら歩く。
周りからは、ジャパニーズゲイカップルに見えたかもしれない。
でも、そんなこと知ったこっちゃない。
だって、楽しいんだもの!
不思議なもので、あれだけ悪かった体調も良くなってきた。
ウキウキ気分で歩き回っていると、目に入ってきたのは3Dプリンター。
人が中に入って、数分するとその人のフィギアが出来上がってくる。
ここは未来ですか?
未来に来ちゃってますか?私たちは。
そんな感じ。
そして、次の衝撃はすぐにやってきた。
VRだ。
このVRヤバいでしょ?
やっぱりここは未来ですか?
そこから数分後、まだ興奮冷めやまぬうちに、次の衝撃がやってきた。
ラスベガスは、休息なんて与えてくれやしない。
舐めんなジャパニーズだ。
何かわかるかな?
これロボットバーです。
タッチパネルでドリンクを選ぶと、自動でロボットが作って、はい完成。
もう、人は不要です。
「すみませ~ん、焼酎お湯割りください~」
「え?お茶割ですか?」
そんな、不毛なやりとりとか不要です。
ここラスベガスは未来です。
未来の店員はロボットですから。
あちこち歩き回って大満喫のラスベガスの夜。
もう衝撃は当分いりません。
満足です。
「そろそろ帰りますか」
そんな感じで帰路についた次の瞬間だった。
またしても衝撃の光景が!
かなり年齢層の広い老若男女が踊り狂っているではないか。
そして、独特な音楽。
ステップも独特。
見ているだけで高揚してくる。
自然と足がそっちに向かい引き込まれていく。
踊りたい。
遅り狂いたい・・・
そんな衝動に駆られる不思議な空間。
その名も
「スパニッシュ ステップスバー」
その時、先生と僕は確信した。
「数年後、日本で絶対流行る」
ラスベガスは、これから先の未来を見れる街だ。
また、未来を見たくなった戻って来よう。