みんなでカリフォルニアの風を感じてホテルへ戻ってきたぜ。
夜の練習まで時間があるので、海部先生とホテルのプールへ行くことに。
宿泊しているホテルには小さなプールがある。
プールの端っこにはジャグジーもあるので、疲れた体には最高。
ってことで、海パンに着替えて先生とプールへ向かう。
プールに入って、裸で昼寝。
天気もカラッとしていて気持ちいい。
超きもちい~~!!
最高だ。
カリフォルニアの気候は暖かくて湿度が低い。
暑いんだけど、汗が出ない。
プールに入ったり、昼寝をしたり。
ゆっくりしていると、60代くらいの白人のおじさんが入ってきた。
サングラスをかけて、キャップをかぶって、かなり太っている。
太ってんな~
絵に描いたような白人のおっさんやな~
そんなことを思いながら、ぼ~っと見ていた。
サングラスをしてるから分からないけど
おじさんもこっちを見ているようだ。
ま~、気持ち良い時間はゆっくりと過ぎて行き、先生とジャグジーに入った。
大人4人が入るといっぱいくらいの小さなジャグジー。
僕の右に先生。
正面にはジャグジーの縁に座った白人おじさん。
その距離約1.5m。
先生と談笑しながら、何気なくパッと正面のおじさんを見た。
ん?
いやいや。
また、視線を外して、先生と談笑する。
しかし、その間も不穏な気配をド正面から感じる。
ちらっと正面に視線を移す。
ん??
これは一体・・・??
おじさんは、サングラス越しでもわかるくらいこっちをしっかり見据えている。
見据えたまま微動だにしない。
微動だにしないけど、両手だけは動いている。
クイックイッ
サングラスで目は見えないけど、
しっかりこちらを見つめたまま両手だけは小刻みに動いている。
クイックイッ
クイクイクイクイ・・・・
クイクイ・・・
そう。
彼は、超小さいブーメランビキニの両端をクイクイクイクイ引き上げている。
これは一体・・・
なぜ俺を見つめて・・・
股間をクイクイ強調する??
先生は気づいていない様子だ。
その間もおじさんのクイクイは止まらない。
たまにギュイ~~ンって食い込ませたりもし始めた。
誘われている。
よくわからないけど、完全にロックオンされているようだ。
俺は今
完全に狙われている。
ここまで露骨に誘って来るとは・・・
恐るべしアメリカンゲイおじい。
先生は気づいていない。
気づいたら、なんか変な空気になりそうだ。
だから、お願いだ
今すぐ止めてくれ、そのクイクイギュイ~ンを。
全く先生の話が入って来ない。
子供のころに、親とテレビを見ていていやらしいシーンが出てきた時のあの感じだ。
先生が気づいたら気まずいだろ!
頼むから、、、
それ以上クイクイギュイ~ンしないで!
心の中で叫ぶが、一向に無表情クイクイをやめないアメリカンゲイ。
ええ~~い!!
やめいやめい!
そのクイクイギュイ~ンを今すぐやめい!!
とその時、先生がジャグジーから出て行った。
ホッと一安心。
が、しかし
更にクイクイギュイ~ンは激しさを増す。
こんのボケ・・・
サングラスで全く目の表情はわからない。
しかし、真っ直ぐ俺を見つめてクイクイアピールをしてくるゲイおじい。
まるで、
ほら、うれしいだろ?
そう言わんばかりの堂々たるクイクイギュイ~ン。
俺はゆっくりとジャグジーを出た。
今思うと、あのゲイおじさん、俺が出た後も一人でクイクイギュイ~ンしてたんちゃうかな?
そう思わせるくらい堂々たるクイクイギュイ~ンだった。
あ~
気持ち悪っ。