今日でイタリアともお別れ。
浅い眠りのまま3時半に起床。
俺のアンドレアが呼んでくれたタクシーがスタンバイしている。
着替えて部屋のドアを開ける。
隣の寝室から、咳をするアンドレア。
寂しがっているのか?
もしくは風邪か。
ま、寂しがっていることにして家を出る。
ドライバーに荷物を渡し、タクシーへ乗り込む。
出発。
まるでロケットみたいな勢いで爆走。
20分くらいで空港に到着してしまった。
(行きはバス+タクシーで1時間くらい)
荷物預けカウンターへ向かう。
空港スタッフ「ESTAはありますか?」
プリントしていたESTAを渡した。
ESTAエスタとは・・・
ここで驚きのことを言われる。
「このESTAの紙、日本語だからダメ」
うそやーん!!
英語のものをプリントして持ってこい
てなことを言っている。
「まじか、そんなこと知らんかったけど??」
よくわからんけど、言われるがままインフォメーションへ。
日本語を勉強中だという女性の手助けもあって
無事、英語版ESTAをプリントすることが出来た。
その後、空港内をウロチョロ。
さっきのインフォメーションの前を通った。
すると、さっきの女性が何かを手にもって大きな声で僕を呼んでいる。
「なんやろ?」
近づいてみると、女性の手には僕のパスポート。
インフォメーションのデスクに置きっぱなしで行ってしまったらしい。
やばすぎる・・
気を付けよ・・・
搭乗。
次に向かうは、ニューヨークだ!
途中、イスタンブールでトランジット。
この空港はとにかくデカい。
ビビるくらいにデカい。
ぶらぶらと時間をつぶす。
いつまで待っても電光掲示板に自分のフライトのゲート番号が出ない。
ソワソワしているとやっとフライト1時間前に表示された。
聞くと大体、フライトの1時間前に出るらしい。
226ゲート。
軽くピザを食べてから向かう。
着くと、手荷物チェック。
今までとは全く違う厳しさだ。
上着を脱ぐ。
靴を脱ぐ。
荷物の中身を細かく見る。
とにかく細かいので、アメリカに行くときは手荷物は少ない方がいい気がする。
機内へ入り、座席につく。
窓際。
隣はおばさん2人だ。
そして、この時なぜか左の背中が痛くて痛くて仕方なかった。
じっとしてられないくらいの痛み。
そんな状態でのフライト時間
9時間半
地獄です・・・
ペットボトルで背中をマッサージし続ける事9時間半。
何とか地獄を耐えきり、ニューヨーク到着。
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タクシー乗り場で鬼の行列。
並ぶこと20分位。
乗車して、行先を伝えるけど、ぜんっぜん伝わらない。
運ちゃんめっちゃイライラしてる。
GoogleMAPを見せて、伝えるけどわからないみたい。
何やねんこの運転手!!!
お互いイライラ。
なんとかホテルに到着。
荷物を降ろしながら運ちゃんが一言。
運ちゃん「次はもっと英語勉強してから来いよ」
カッチーン。
しかし、旅ではこんなことたくさん経験してきた。
そんな成長したチンパンジーおじさんは怒りを抑えて言った。
「オッケー!グッドラック!!」
笑顔でさよなら出来ればそれで良し。